UpDate 2025.10.16



1989年頃 JR秋葉原駅にて

この車両は1970年に新製されて山手線に配置されましたが
103系一族でも数少ない珍車の1つとなります。

それは国鉄初の通勤電車の新製冷房車として製造され
後の世に繋がる実績を作りましたが
側面はユニット窓を採用しながら前照灯は白熱灯1灯であり
冷房装置も各社の試作品を車両ごとに搭載しており
冷房用の大容量電源も先頭車の床下に搭載するなど
当然試作要素満杯という感じで
のちに冷房車の仕様が決まると試作品は量産品に取り換えられましたが
先頭車だけは一目で試作冷房車と分かる状態でした。

そしてこの頃はATSが緩行線で使うB型と合わせてS型が搭載されており
京葉線の部分開業の頃は京葉線用の予備車も兼ねており
検査の際は京葉線に送り込まれて営業運転しております。

最後は仙石線に送り込まれて
地下区間の乗務員ハンドル訓練用として使われた後に
配車処分となっております。

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